平尾樹里さん 「肌は体の中から、美しさは心の中から」

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サンフランシスコで見つけた自分らしいビューティ/ACT重視型

美容の達人/Profile

平尾樹里(ひらおじゅり)

大学卒業後、アメリカに留学し、ロサンゼルスの専門学校にてメイクを学ぶ。株式会社ゼイヴェルが運営するセレクトコスメショップ「Cosme Kitchen(コスメキッチン)代官山」の立ち上げからかかわり、店長を経験後、現在同店の店舗運営・企画・バイヤーを担当。

史上最大級のファッションフェスタとして注目を集める「東京ガールズコレクション」(次回は9月2日にさいたまスーパーアリーナで開催)の開催や、「ガールズウォーカー」などの女性ネットメディアの運営を手掛けるゼイヴェルがプロデュースする「Cosme Kitchen(コスメキッチン)代官山」。国内外のナチュラル&オーガニックコスメを約2000種そろえるセレクトコスメショップです。今や代官山のランドマーク的存在のこのお店で、リーダーを務めるのが平尾樹里さんです。個性的でオシャレなお店が並び、エッジの利いた消費者が集まる代官山で、人気ショップの運営からバイイングまでこなす平尾さん。はかなげな少女のような外見の中、意志のあるまなざししに思わず目が惹(ひ)きつけられます。

肌は体の中から、美しさは心の中から

毎月コスメに使うお金は3万〜5万円。自他共に認めるコスメフリークだった平尾さんは、大学卒業後アメリカに留学。ロサンゼルスの専門学校でメイクを学びました。ハリウッドがある土地柄、特殊メイクも学んでいたとか。
「特殊メイクは楽しかったですね。でも、毎日練習でメイクをしているうちに肌がすごく荒れてしまったんです。それから、ファンデーションやアイシャドウなど外から何かをつけることできれいになることに疑問を感じるようになって…」

学校修了後移り住んだサンフランシスコで、その疑問は決定的なものになりました。
「そこで知り合った人たちは、特別な化粧をしているとか、特別美人というわけではないのに、すごく輝いて見えたんです。そして、同い年くらいの人たちが、何げなく社会や政治の話をしていることにもすごく衝撃を受けました。内面が外見を輝かせているんだと気づいたんです」

30分置きに化粧直しをしたり、ニキビができると学校を休むなど、外見や周りの目ばかり気にして、価値観が狭い自分に気づき、はっとさせられたと言います。

今ほどオーガニックやヨガが浸透していなかった5年前、サンフランシスコには既にオーガニックスーパーがいくつもあり、自宅に集まってヨガをやったり、誰でも参加できるワークショップが活発に行われていました。
「1日中晴れてカラリとした気候のおかげもあるかもしれませんが、人がみんなさわやかで、疲れて暗い顏をした人が1人もいなかったんです」

サンフランシスコでの経験から、平尾さんは新たな目標を見つけました。
「お化粧や外見も自信を与えてくれるものだけど、それも含め、もっと内面から女性の気持ちを軽く楽にしながら、“自分らしいビューティ”に気づくお手伝いがしたいですね」

体の声に耳を傾けて無理しすぎない

「女性の肌が荒れる原因は、外的なものだけでなく内的なものも関係する」という考えのもと、コスメキッチンでは、ただのスキンカウンセリングに留まらず、その人の生活習慣や悩みまで聞いた上でアドバイスしているとか。
「心のごみまですっきりして帰れる店を目指しているんです。お話を聞いて、あえて商品を売らないこともあるんですよ」
化粧はひとつの手段で、肌を作っているのは体の中から。キレイな肌を保つには、食べ物やストレスをためない生活が大切というのが平尾さんの信条。

ファンデーションをしなくなったというほど、ツルツルお肌の彼女は、自分なりの生活ポリシーを実践しています。
「食事もサンフランシスコ時代に影響を受けました。向こうではブラウンライス(玄米)が主流で、食べてみたらおいしくて、今では白米が食べられなくなったほど。ランチは外食が多いんですが、野菜と鶏肉、もしくは豚肉は必ず摂るよう心がけています」

1人でお店の運営・企画・バイイングをこなすのはかなりの忙しさ。
「お客さんが健やかにキレイでいるためのお手伝いをしている私が、『なんでこんなに疲れているんだろう』と思うこともあるんです。だから、“無理はするけどし続けない”ことにしています。無理をして体調を崩したら、それこそお店が回らなくなってしまうので」

本格的に体調を崩す前に休むためには、体のサインを見過ごさないこと。
「仕事は大切。でも、忙しすぎてオンとオフの切り替えができなくなり、自律神経失調症になってしまったことがありました。そのときは、接客も愛想笑いになってしまったり、イライラしてお店の子に嫌な態度をしてしまったり、いい仕事ができなかったんです」
今は、月曜日から金曜日はオン、土日はのんびりガーデニングをしたり散歩をしたりしてオフを過ごしています。

そして、「緊張するのが一番性に合わない」という平尾さんは、自分なりのリラックス法も工夫しています。
「コミュニケーションの中で、何かちょっとした笑いを入れるようにしています。わざとフランクな対応をして、相手を笑わせたり…。お酒もめちゃめちゃ飲みますよ」

酔うとひたすらモノマネをしたり、踊ったり、はしゃいでいるとか。妖精のような外見からは想像できない…!? 昔は人前に出られなくなるほど周りの目を気にしていたこともありました。
「今は、自分を解放している私を受け入れてくれる友達がいる。だめな自分も見せています」

サンフランシスコで気づいた自分らしいビューティスタイルを、仕事でも生活でも実行している平尾さん。過剰に外見を気にしたり、仕事とプライベートのバランスを崩したり、世の多くの女性が抱える悩みをくぐり抜けてきたからこそ、彼女の言葉には力がある。コスメキッチンの人気がそれを物語っています。

平尾樹里さん 美のこだわりアイテム

  • FOOD サプリ&ハーブティ
  • RELAX マッサージオイル&エッセンシャルオイル
  • HOBBY アクアエアポートスーパージェットトラベルキット
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