柿沢安耶さん(かきざわ あや)
日本で唯一のオーガニック野菜スイーツ専門店「ポタジエ」オーナーパティシエ。大学時代に料理研究家のもとでフランス料理を学んだ後、パティスリーやカフェに勤務。「おいしいだけでなく、食べた人が元気になる料理」を目指し、ベジタリアンに。2003年、栃木県宇都宮市にオーガニック野菜をメインにしたお店「オーガニックベジカフェ・イヌイ」をオープン。野菜のスイーツが話題になり、2006年東京の中目黒に「ポタジエ」をオープンさせる。
http://www.potager.co.jp/
ゴボウのフォンダンショコラ、小松菜のショートケーキ、トマトのシュークリーム…。なかなか結びつかない野菜とスイーツの組み合わせですが、これらは実際に中目黒のオーガニック野菜スイーツ専門店「ポタジエ」で売られているスイーツたち。「ポタジエ」は、2006年にオープンするとすぐに話題になり、今では全国から注文が入る人気店です。ユニークなスイーツの考案者が、オーナーパティシエの柿沢安耶さん。彼女自身ベジタリアンとして、肉や魚は一切摂らないオーガニック野菜を中心にした食生活を送っています。
柿沢さんがベジタリアンになったのは、今から4年前。青山のカフェレストランで働いていたときです。
「青山は自然食やベジタリアンのお店がいくつかあって、肉や魚も使わないで、それでいて食べて健康になるというベジタリアンの世界を知ったんです」
柿沢さんは、フランス文学を学んでいた大学時代に料理研究家のもとでフランス料理を修業。ところが、もともと大の動物好きだったことで、皮や毛を自分でむしって調理するフランス料理が自分に向いていないとお菓子の世界へ。今度は、添加物や砂糖を多量に使い脂肪分の多いお菓子を作ることに疑問を持つようになったとか。
「そんなときにベジタリアンのことを知って、もともと体が弱くて食べ物には気をつけていたので、すぐに興味を持ちました。それと自分の店を持ちたいと思い始めたころだったので、ただおいしいだけじゃなく、食べた人が元気になって帰ってもらえる店がやりたい!とようやく全部がつながったんです」
当初は肉や魚だけでなく卵や乳製品も含めた動物性たんぱく質を一切摂らない「マクロビオティック」を実践。学校へも通って勉強しました。
「約2年間マクロビオティックを続けました。病気になりにくいなど、健康的になりましたね。おもしろいのは、体重が標準体重に近づいて、下半身に肉がつくいわゆる安産型の日本人女性らしい体格になったんです」
食べる物が体にダイレクトに影響することを実感したといいます。今は卵や乳製品は摂り入れる自分流のベジタリアンを続けています。
「やはりストイック過ぎると続かない。やめてしまうんだったら、ちょっとゆるくして長く続けた方が体にもいいのではないかと思ったんです。マクロビオティックの考え方はすごくすばらしいと思っているので、自分流にアレンジしています」
「長く健康で生きられることほど大切なことはない」と考える柿沢さんが常に心掛けているのが、自分が毎日口にする食べ物がどこから来ているかを知っていること。
「食べ物は自分の身になり命をつなぐ物です。そう考えると、食事をなるべく自分で作るようになったり、食材もなるべくいい物を買おうとしたり、作っている農家さんをもっと知りたくなると思うんですね。お化粧とか外側から美しくなろうとするのもひとつの努力ですが、内側から健康を保つことが美しさをつくるんじゃないでしょうか」
最近では、「食べる物の大切さやその食べ物が生まれる場である農業や農家について伝えたい」と、お店にオーガニック野菜を下ろしている農家にお客さんを連れて行き、実際にそこでとれた野菜でケーキを作って食べるイベントを開催。ほかにも、流通に乗せられない野菜を粉にして焼き菓子を作り、農家の収入をサポートする取り組みも行っています。
「野菜のケーキを通してオーガニック野菜に興味を持ってもらえるので、そこで何ができるか試行錯誤しているところです」
食べることは生きること。食べる物を厳選することは、自分の人生にきちんと責任を持つことなのかもしれません。「やりたいことはいっぱいあって、野菜スイーツは本当にひとつのきっかけなんです」と目を輝かせる柿沢さんは、自分の命の源に自信を持って生きている、真に自立した女性なのです。
占い師 森 麗樹さん
タロット、オーラソーマ、西洋占星術を扱う占い師・森麗樹さん。タロットと出会って「本当のポジティブ」を知ったという彼女の美のポリシーとは?
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