

人間が二足歩行に進化したことで、人間の身体は脳と手足が発達しました。足には縦と横のアーチがあります。俗に言われる「土踏まず」とは、縦のアーチのことです。この2つのアーチがあることで、足の神経や血管、じん帯が保護されています。
また、足には歩くとき蹴り上げるバネの役割や身体の姿勢を保つ役割もあります。内臓や脳などは直接的な生命維持装置ですが、足は間接的な生命維持装置とも言えます。
その証拠に、動物は足が動かなくなると生きていけません。足が「第二の心臓」と呼ばれるのもこのためです。
歩くことで血圧や血糖値の安定、むくみやだるさ、疲れの解消を促します。足の不調は、足のみならず体調の悪化や、精神面にまで悪影響を及ぼすのです。“健康は足元から”と言っても過言ではないのです。

明治維新以降、靴社会になった日本に比べて、欧米の靴社会は歴史の長さが違います。そのため足への関心は高く、足のさまざまなトラブルに対処する「ポドローグ」という、足矯正治療師がいるくらい。最近は日本でも「リフレクソロジー」という足裏マッサージが浸透してきていますが、リフレクソロジーを行う「リフレクソロジスト」とは違い、「ポドローグ」は足に関するさまざまな医療行為を行うことができるのです。ちなみに日本では、医師以外の人が医療行為を行うことは、禁じられています。
靴社会の欧米では、足の健康はもちろんですが、靴に対する意識も高いのです。そのため靴機能が進歩し、靴屋さんには必ず「シューフィッター」がいます。シューフィッターとは、足に関する基礎知識と靴合わせの技能を習得し、足の疾病予防の観点から正しく合った靴を販売する専門家。足と靴との間のズレなどを見つけ、その微調整を施し、靴と足のフィット感を高めます。また購入した靴を履き始めて一定期間が経過した後、必要があればアフターケアーも施します。既成の靴が合わない人に対して、医師と連携をとって対応しているシューフィッターもいるのです。最近では、日本でもシューフィッターがいる靴屋さんが増えてきています。
取材協力:那須整形外科医院 那須耀夫院長
那須整形外科医院は、外反母趾、扁平足、巻き爪をはじめ、腰痛症、肩こり、膝の痛み、スポーツ外傷などの運動器に対する治療を行う整形外科専門医院。リハビリテーション科、放射線科も併設し、日常生活の動作が快適にできるようサポート。
東京都港区南青山2-3-17-1A
TEL:03-3470-0015
http://www.e-doctors-net.com/minatoku/nasu-seikei/
広告