

乳ガン患者が増えていますが、原因の1つといわれる遺伝は全体の2割と少なく、ほとんどが食生活をはじめとする環境によるものといわれています。日本に住む日本人、ハワイに住む日系人、アメリカに住むアメリカ人の乳ガン患者の数を調べたところ、ハワイに住む日系人の数が、日本とアメリカのちょうど半分という結果が出ました。このことからも、乳ガンは環境的要因が大きいことがわかります。また、マンモグラフィやエコーの診断能力の向上や、検診に対する意識が高くなっていることも乳癌早期発見につながり、患者数増加の背景になっているようです。
かといって乳ガンの予防法はないのが現状。だからこそ、早期発見が大切なのです。その啓蒙(けいもう)活動の1つに「ピンクリボン」があります。ピンクリボンは、乳ガンの早期発見・早期診断・早期治療の大切さを伝えるシンボルマーク。女性の8人に1人が乳ガンを患うといわれているアメリカで1980年代から盛んになった市民運動です。このような活動が成果をあげ、現在アメリカは80%の女性が乳ガン検診を受けています。それに比べて日本はやっと10%と、まだまだ乳ガン検診に対する意識の低さがうかがえます。
取材協力:イーク丸の内 竹井淳子先生
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