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女性の健康を語る上で避けられないのが「子宮」。受精卵を守り育てるという生きていく上で重要な役割を果たすだけでなく、定期的に起こる「月経」によって心身のバランスに大きな影響を及ぼします。
しかし、出産回数の減少や食生活が豊かになるなどライフスタイルの変化によって、子宮にまつわる病気も増加、低年齢化しています。20〜30代は妊娠や出産で子宮が一番活躍する時。大事に至る前にメンテナンスしてみては。
子宮の病気には、大きく分けて「子宮筋腫」「子宮内膜症」「子宮がん」があります。月経痛や月経過多のほか症状が見えにくいため、普段から定期的に検診を受けている人でなければ気付きにくいのが特徴です。
ところが、子宮が発端となって体の違う部分に変調が現れることがあります。子宮の筋肉の一部にこぶのようなかたまりができる「子宮筋腫」が膀胱や腸管を圧迫すると、トイレが近くなったり便秘になったりします。
さらに進むと、骨盤にうっ血し腰痛になったり、心臓肥大の原因になることも。そのほか、排便痛や性交痛が「子宮内膜症」によることもあるのです。
このように、子宮は女性の体に様々な影響を及ぼしている器官なのです。
子宮の内側の膜「子宮内膜」は、毎月排卵の周期にあわせて厚みを増し、受精卵の着床がないとはがれ落ちて膣から排出されます。これが月経です。
正常な周期は、月経開始日から次の開始日までが25〜38日、期間は3〜7日。そして、月経量は20〜140ml。つまり、ナプキンを1時間ごとに取り換えたり、夜用ナプキンを使ってももれてしまう、クルミ大のレバー状の血のかたまりが出るなどは、過多月経です。
個人差はあっても、正常な範囲から外れるようならば何らかの原因を探ってみることが大切です。子宮の病気のサインかもしれません。
月経を促す女性ホルモン「エストロゲン」が、肌に張りを与えたり、骨を丈夫にしたりと女性の美しさと健康を保つ重要な働きをしています。初潮から閉経までの約35年、月経は女性にとって体の変調を知る重要なバロメーターなのです。
子宮や膣から出る分泌物を「おりもの」といい、膣に病原菌が入り込むのを防ぐ役割を持っています。ちなみに、清潔にしようと膣の中まで洗おうとするのは、逆効果。
「膣の自浄作用」を弱めることになってしまうのです。女性ホルモンの分泌が最も盛んな20〜30代は、おりものの量が一番多い時期です。月経のように周期があり、月経後2〜3日すると半透明の粘り気のあるおりものが出はじめ、排卵期が近づくにつれ量が増え、さらさらしてきます。
排卵が起こると糸を引く透明なおりものが出て、月経前は白く濁って量も減り、月経直前にはクリーム色になることも。おりものが白かクリーム色以外は不正出血といえます。
ホルモンバランスが崩れたり、避妊具やタンポンなど異物で膣が傷ついたことが原因の可能性もありますが、子宮筋腫や子宮ガンなど子宮や膣の病気の恐れがあるので、婦人科で受診し原因を探ることをおすすめします。
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