悩みの原因「ホルモン」の解説
アドレナリン
神経伝達物質のひとつ。緊急事態に対応するため、ホルモンが血中に放出されると筋肉への血液を大量に供給される。それにより心臓の拍動を増やしたり、収縮力を高めて血圧を上昇させたりなど臓器の働きに影響を与える。またエネルギー代謝を高め、脂肪燃焼の効率を良くしてくれるので、減量効果を促す働きもする。
エストラジオール
卵巣から分泌される卵胞ホルモンの一種。子宮内膜を肥厚させ、精子の通りをよくする子宮頸(けい)管粘膜を分泌するなどの作用がある。また、卵胞ホルモンの中で最も生理活性が高いホルモンなので、排卵前にエストラジオールの数値を調べることで、おおよその排卵日の予想がつく。
エストロゲン
女性ホルモンの一種で卵胞ホルモンとも呼ばれる。排卵の準備をするホルモンで生理の終わりごろから排卵前にかけて分泌が高まり、月経や妊娠をはじめ、つやのある肌、髪の毛増量、張りのある乳房など女性らしくなる以外に、血管や骨も強くなり、脳や自律神経の働きをよくするなど女性の健康維持にとって重要な働きをする。
エンドルフィン
脳・脳下垂体などに含まれ、快楽を感じたときに分泌されやすく、免疫力の強化、老化防止などの治癒力を高める作用がある。モルヒネの30倍の鎮痛作用であるにもかかわらず、依存性は全くないのが特徴。苦痛を和らげる働きをする生体防御物質なので、身体的、精神的にストレスがあると、分泌が抑えられ、病気にかかりやすい。
オキシトシン
脳下垂体後葉ホルモンの一種で、母親の母乳を分泌させたり、子宮筋に収縮を起こさせ、分娩(ぶんべん)を促す働きがある。また、異性と性行為をした際にも生成されるもので、通称“ラブホルモン”ともいわれる。人と人との結びつきを長くする作用があり、人を信じる能力や互いをいたわる能力にかかわりがあるといわれている。注意散漫、忘れっぽくさせる。
コルチゾール
副腎皮質ホルモンの一種で、身体的ストレスや精神的ストレスを感じたときに分泌され、一時的に上昇し、再び戻すといった、ストレスを抑える作用がある。ブドウ糖や脂肪酸、タンパクなどの代謝を調節する働きもある。副腎に腫瘍(しゅよう)などができ、分泌が増すと血圧や血糖レベルを高めてしまい、免疫機能の低下や不妊をもたらす。
セロトニン
神経伝達物質の一種で、興奮すると分泌されるドーパミンや不快なときに分泌されるノルアドレナリンなどを鎮め、安定させる作用がある。セロトニン不足だと気分が不安定だったり、寝つき・寝起きが悪くなったりと感情のバランスを保つことができずに依存症に陥ったり、うつ病になりやすい。
テストステロン
男性ホルモンの一種で 約95%が精巣、5%が副腎で生成される。精力、力強さ、毛深さなどの男性的特徴や精子の生産に強くかかわるホルモンである。また精神的な作用もあり、テストステロンが高いと物事に積極的で、人々を支配しようとするため、出世する可能性が高いともいわれる。
ドーパミン
多幸感、運動調節、ホルモン調節、意欲、学習などにかかわる神経伝達物質の一種で、意識するしないにかかわらず、勉強をしたり、スポーツをしたりなどのさまざまな行動の動機となるものを学習し、環境に適応させる働きがある。ドーパミンには最適値があり、過少でも過剰でも学習において障害を引き起こす可能性がある。
ノルアドレナリン(ノルエピネフリン)
神経を興奮させる神経伝達物質。交感神経との関係が深く、アドレナリンとともに心拍数や血圧、血糖値を調節し、不安や恐怖、覚醒(かくせい)、集中、記憶、積極性、痛みを無感にする働きがあり、特にストレス時に分泌され、闘争あるいは逃避反応を生じ、血圧や心拍数を高める作用がある。脂肪からエネルギーを放出、筋肉の素早さを増加させる。
バゾプレッシン
脳下垂体後葉から分泌されるホルモンで、血管を収縮させて血圧を上げる効果と腎臓に働いて尿量および尿の浸透圧を調節し、利尿を妨げる効果がある。利尿を妨げることは体液の喪失を防ぐことになり、脱水やショック等のように循環血漿(けっしょう)量が低下したときに体液を保持する作用がある。注意力、記憶力、認識力を高める。感情的になるのを抑える。性的なサインを察知する。
フェニルエチルアミン(PEA)
異性に好意を持ったり、何かに集中しているときに脳内で分泌されるホルモン。人間の五感をより過敏にさせ、集中力の向上、快感を増幅させる働きにより、ドキドキに快感が付加され、人は恋に落ちたと錯覚したり、性的興奮、快楽度が上がる。また、食欲を抑制する作用もあり、つやのある肌や目に潤いと力を与える効果がある。
プロゲステロン
女性ホルモンの一種で「黄体ホルモン」とも呼ばれる。排卵から次の月経までの間に分泌され、排卵を抑制する働きがある。子宮内膜、子宮筋の働きの調整や乳腺の発達、体温上昇などと妊娠の維持・出産には欠かせないもので、ほかにも血糖値の正常化、体脂肪減少、利尿作用など他ホルモンとのバランスを調整する。
*ホルモンは従来、1つのホルモン単独で働くものではありません。
この診断は、わかりやすく説明するために、あえて1つのホルモンをクローズアップしております。
ご自身のホルモン状態を詳しく知りたい方は、医師に相談することをおすすめします。
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