過剰なストレスが「疲弊脳」を招く
疲弊脳とは、脳が身体の不調を疲弊したとキャッチした状態のことをいう。人間の脳はストレスが加わると、自律神経をつかさどる間脳に届く。軽度のストレスなら、間脳は交感神経を働かせて警告反応を起こし、体にストレスが加わったことを伝える。そして、その防衛反応として副交感神経を働かせ、心身をリラックスするよう体に働きかける。
しかし、継続的かつ過剰なストレスが加わると、これらの反応を過度に繰り返すことになる。すると脳は働き続け、全身をコントロールしている“司令塔”の間脳がさらに防衛反応を強め、その結果、過食や便秘、うつ状態などの様々な症状を引き起こすのだ。
疲弊脳の原因はストレスといっても種類は様々。仕事、家族、人間関係、恋愛、将来への不安など…。心配ごとがびっしり詰まった私たちの脳は、いわばオーバーフロー気味。
ただしこれらのストレスを受けても、健康な脳であれば「食べよ、眠れ、休め」という指令を体に下すため、逆にエネルギーが補充され、その結果、ストレスが心地よい刺激として認識されるのだが、疲弊脳はそうはいかない。正常な指令を下すことができないため、ストレスをそのまま受けてしまい、疲れやすくなる、寝つきが悪くなる、イライラする…など、あらゆる身体の異変を引き起こしてしまうのだ。
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